【10月号】

830 18:30よりすわらじ京都友の会夏の集い。今回は近況報告と、特別企画として中村宮司(友の会副会長)様より、日本でただお一人の、和鏡を研磨される山本様の御活動を、映像を通しながらお話を承る。日本古来の神鏡を磨き上げる貴重な方のお話。神社の一番奥に祀られる鏡は、金属で作られた鏡だが、ガラスに水銀を塗った普通の鏡ではなく特殊な金属の表面を磨き上げて制作される貴重なもので、今では山本様の他にはおられない由。

お父上から受け継がれた技術ながら、大変な労力と精神が必要で、刀鍛冶が刀を研がれるように、鏡を研ぎ出されるのだとか。映像を拝見していると、研ぎ・磨かれると丸い鏡板がだんだん光はじめ、そのうちに一点の曇りもない鏡が出来上がり、現代の鏡と同じく,いやそれ以上に神秘的とさえいえる光り輝く鏡が現出する。不思議な感じだが、神話に出てくる数多の鏡もこのようにして作られたのかと遠い昔の素晴らしい技術に感嘆の声を上げると共に、時代劇にもよく出てくる丸い鏡に取手のついた鏡が、このように姿を映し出すものであったのかと納得がいった。

香倉院に展示されている隠れキリシタンが秘かに信仰した魔鏡も、山本様のお父上がが磨きだされたものだそうだ。

中村宮司様の若一神社にも新しく磨き上げられた神鏡が掲げられているとの事。日本に古来より伝えられている文化的遺産である和鏡の美しさと技術を、永遠に伝えて頂きたいものだと痛切に思った。意義ある友の会の集いであった。

 

95 愛知県の小学校の観劇会で「長靴をはいた猫」を上演。

 

97 舞鶴港を深夜に出港して北海道公演に。

 

98 夜、小樽港着。心配した天候もよく穏やかな船旅であった。到着後栗山町の宿舎へ。

 

99 栗山町の〇〇小学校へ〇〇小学校の生徒さんが合流して下さり「オズの魔法使い」を上演。思ったほど寒くなく快適な天候で、大変好評だった。

校長先生は初めてご覧下さったようで、「こんな小さな小学校でこんなに本格的な演劇を上演して下さるとは思わなかった。普通は4・5人の方がワゴン車一台で来られるような劇団が殆どなのに吃驚しました。素晴らしかった」と喜んで下さった。どうしてほかの学校がそれを認めて下さらないか、残念なことである。

 

99 栗山町の小学校で「オズの魔法使い」を上演。500人以上の生徒さん。この栗山町では、毎年のように私共を観てくださることが恒例になっていて、年間の予定の中に入れて下さっているのだが、昨年は日程が合わず実施できなかったことが残念だった。

 

公演が終って近くのお店で昼食をとり札幌まで移動したのだが、その後テレビを見ていると、11号台風の余波が北海道に来たらしく、各地に大雨警報が発令され、夜には避難勧告までが出されて、その中には昼間公演させて頂いた栗山町や岩見沢・栗沢町も含まれているのには驚いた。札幌では大した降りではなかったのだが、深夜にかけて川の増水なども報道されて心配した。

光泉林から西田当番より電話が入り「栗沢町が大雨の被害で、必成地区にも避難指示が出た様だがそちらの様子はどうか。機会があったら是非栗沢町のお見舞いをして下さい」との伝言があった。札幌では雨も少なく切実に感じられなかったのだが、「後日お訪ねしてみます」と返事する。広島や、京丹後地方の大災害などが重なっていたので日本中が神経質になっているようだが、備えあれば憂いなしで、結構なことだ。

 

911 明日から始まる「札幌大通りオータムフェアー」の様子を見ながら、来年度札幌公演の会場となるテレビ塔近くの新装の札幌市民会館の下見するため、近くまで行ってみる。元の市民会館跡地に建設された立派な会場。以前何度も公演させて頂いた頃の事を様々思い出す。

狸小路まで行くが、何となく活気が見られない。景気が上向いているとの報道だが・・・。

 

912 札幌教育文化会館でのダスキン感謝の集い。昨日までの天気予報からお客さんの入りを心配したが、開演時間にはお天気が回復して、昨年以上の観客が詰めかけて下さる。北海道地区のダスキン本部の本部長様はじめ働きさんの積極的なご準備により、多くのお客様がお越し下さった様子。芝居の方も楽しんで下さったようで、お帰りになるお客様の反応も大変よく「来年も楽しみにしてますよ」とのお声を沢山いただいた。有り難いことだ。

 

終って夜6:30から、すすき野の東急インの会場で、「直会」(懇親会)を開いて下さる。「なおらい」とは神道の言葉で、行事の後の打ち上げなどに使われる言葉だが、札幌公演が始まった時は北海道神宮のお世話が中心であったため、最初にこの言葉が使われ、以後札幌公演の打ち上げに使われているのである。

たんに「打ち上げ」と言わずにこの言葉が使われている所に、何となく厳粛な感じがするのである。お世話下さった方々と和気藹々の交流会であったが、今年はダスキン・アイピックの社長様が、奥さまの体調がお悪いからと、公演にもこの集いにもご不在だったのが淋しいことだった。

本部長様が大変意欲的で、折角北海道まで来て下さるのだから、この機会をもっと広げて、せめてもう一か所この集いを増やしたいものだ、と言って下さる。実現すれば有り難いことだ。

 

91314は休日の関係で、お休みとなる。この日から始まる「北海道オータムフェアー」を見るために、大通り公園を見学する。この大通り公園は1条から13条まであり、幅60メートルの広い芝生が連なる美しい通りで、冬には雪まつりが催され、多くの雪像が立ち並ぶ場所だ。9月には北海道中の市町村からお国自慢の食品が出品され、臨時店舗が立ち並び、数多くの人が北海道中から集まって、行く秋を楽しまれるんだとか。今日は初日だがすでに一杯の人々が押しかけ歩くのにも困難なほど。地元の美味しいものが出揃って、魅力的だが、地元の食材なのに決して安くない。いささか不満であった。

 

915日 この日は岩見沢に移動するので、途中の栗沢・栗山などを訪問する。川の増水も大したことは無いようだし、お天気もカラリと晴れていて避難指示はどの辺だったのかといぶかりながら車を進めて必成地区に入ったが、特に目立った様子もない。公民館の様な施設があったので入っていくとお年寄りが麻雀を楽しんでおられたり、おばあちゃんが近く始まるお祭りの為に踊りの稽古などしておられる。名刺を出して「京都の一燈園から来ましたが」とご挨拶をすると「ああ、西田さんの」とご存じで「この必成部落の大恩人ですよ」と言われ、「表の庭ににその碑がありますから観て下さい」と教えて下さった。

お礼を申し上げて庭に出てみると最近建てられたような立派な石碑があり、裏表に見事な筆跡でこの地の成り立ちが記されている。その中に「西田市太郎が入植され、原野を切り開き・・」の文字が見え、天香さん若き日の苦闘の様に思いを馳せ、感無量だった。

同行の若い者にはあまり感慨はなかったと思うが、帰り道車の中で友実さんがタブレットで「岩見沢・西田市太郎」と検索すると、9年前に私がロータリークラブに招かれてお話をした全文がインターネットに出てきたとの事で驚いた。  

話の中に西田天香さんの北海道時代の事を紹介していたので、出てきたとの事。インターネット恐るべし。

リンク掲載の許可を頂きましたので、こちらでも載せさせて頂きたいと思います。

ロータリー文庫 木村進次特別講演 『どうせやるなら精一杯、喜んで。』

その後栗沢神社にお詣りして社務所をお訪ねすると、枝廣榮美宮司様がこれから出かけるところだった、と仰って親しくお会い下さり、天香さんのお話などをさせて頂き、西田当番さんからのお見舞いの伝言を伝えてお別れした。

テレビ放送で全国に知らされたこの地方の災害状況が、結局無事だったことを確認して栗沢町を辞した。

 

916 三笠市の中学校での演劇鑑賞会に「STANDUP]を上演。立派な体育館で、生徒さんも多かったが、芝居が始まって、主人公が大怪我をして失意のどん底に陥った大事なシーンのところで、突然物凄い雨が降り出し、広い屋根に打ち付ける雨音でセリフが聞こえなくなるような状態が30分ほど続く。早く雨が止むように祈るばかりだったが、生徒さんは騒ぎ出すこともなく静かに鑑賞しておられるのには感心した。終幕の頃には雨もやみ大きな拍手を頂きほっとする。終わって感想を述べて下さった生徒さんのお話はよく内容をつかんでの言葉で感動した。校長先生も「雨の事は心配しないでください。皆よく分かったし良いお話でした」と仰って下さり、有り難いことだった。

終わって舞台を片付けている所へ、車いすに乗った一人の生徒さんが先生に伴われて来られ、今日の観劇について不自由な体で感想を筆談で伝えて下さった。「演劇を見て泣いたです」と書かれていて、思わず胸が一杯になった。劇園の者もみんな感動し、主演者の松本昇馬も泣きながら「芝居をしていてよかった。感激した」とフェイスブックに書き込んでいた。

終わってから苫小牧まで走り11時59分発のフェリーで八戸に向かった。

 

917 早朝八戸着。福島へ移動。

 

918 福島公会堂にて福島西ライオンズクラブ主催の子ども劇場。毎年開催下さっている公演で、今年は数えて38回目となる由。日本中に数多くのライオンズクラブが活動しておられるが、このような継続活動はこの福島西ライオンズクラブだけだろう。市内の小学校ほとんどがこの活動に参加されていて、今年も会場一杯の子供たちが、「オズの魔法使い」の舞台に釘ずけとなり、大きな歓声を上げながら観て下さった。教育長様もメッセージを下さっていて、福島の年中行事として高く評価されているようだ。有り難いことであり、ご期待に添いたいものだ。早速来年度39回目の開催を決めて下さった。

終演後出発して約9時間かけて帰林。私ごとながら、エコノミー症候群とでもいうのか、腰から左足がものすごい痛さで、帰るなりベッドに潜り込んだが痛みで眠られなかった。年ですなー。

 

920日~23まで休みを挟んで、「中江藤樹とおいはぎ」という作品の稽古と、営業及び「すわらじ通信」の編集などを全員でする。

 

924 滋賀県和迩町の福祉施設ケアセンター志賀にて、「中江藤樹とおいはぎ」を上演。近江聖人中江藤樹のエピソードとあって大変親しくご覧頂き好評であった。

 

925 会津若松へ乗り込み。先日福島からの帰途通った北陸道を7時間ひた走り、喜多方の宿舎へ。

 

926 会津若松市民文化会館にてダスキン感謝の集いに「三人宿」で出演。久しぶりの若松公演でお客様の入りを心配したが、こじんまりした会場に満席の約300人の方がご来場。第1部、ダスキンの社会貢献活動のご紹介映像に続いて、視覚障碍者の高田さまの体験報告。第2部の「三人宿」を大変楽しんでご覧下さった。終演後舞台に円陣になり般若心経を唱えて、来年度も東北6県のどこかで開催しましょうという事で無事に集いを終わった。

再び北陸道をひた走り、本部に帰着したのは午前0時。

 

929 御嶽山で突然の水蒸気爆発。御嶽山は死火山だと思っていたら休火山だった由で、10年くらい前にも噴火したとか。紅葉の美しい季節に連休が重なり多くの登山客が登っておられたとかで、突然の噴火に多くの方が犠牲になられた様子。痛ましいことだが、今年は特に災害の多い年だと思う。その中を私共は無事に公演活動を続けさせて頂いていることは、お光のご加護のお蔭と感謝。

 

9月の活動報告、又例によって永い文になってしまいましたが、記録を兼ねておりますのでお許しください。